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家族が亡くなったあと、『誰に何から連絡すればいいの』と頭が真っ白になってしまう方も多いはずです。悲しむ間もなく電話をかけ続けるのは、本当に大変ですよね。
結論から言うと、身内の不幸の連絡は「亡くなった直後」「日程が決まってから」「葬儀のあと」の3つの時間帯に分けて考えると迷いません。直後に連絡するのは、葬儀社と近い親族、勤め先の直属の上司くらいで大丈夫です。
この記事では、時間帯ごとの連絡リストと、伝える内容、電話やメールの例文を順番に見ていきます。
身内の不幸の連絡は誰に?まず優先順位を知っておこう
連絡の基本の順番は、親族、親しい友人・知人、勤務先や仕事関係者、近所や地域の方、その他の知り合いです。ただし故人との関係や状況によって、順番は入れ替えてかまいません。
全葬連(全日本葬祭業協同組合連合会)は、訃報を伝える相手と優先順位の基本を次のように案内しています。「訃報(ふほう)」とは、人が亡くなったという知らせのことです。
| 順番 | 相手 | 例 |
|---|---|---|
| 1 | 親族 | 配偶者・子・親・兄弟姉妹・祖父母・叔父叔母・いとこ |
| 2 | 友人・知人 | 故人と特に親しかった方 |
| 3 | 勤務先・仕事関係者 | 上司・同僚・取引先 |
| 4 | 近隣住民・地域の方 | 町内会長・自治会長 |
| 5 | その他 | 学校関係者・習い事の先生・趣味の仲間 |
『全員に今すぐ連絡しなきゃ』と焦る必要はありません。表の上のほうの人から、できる範囲で順番に知らせていけば十分なんです。
故人が生前「すぐに知らせてほしい」と話していた人がいれば、その人には早めに連絡しておきましょう。全葬連もそうした相手にはできるだけ早く伝えるよう案内しています。
親族への連絡は手分けしてかまいません
親族が多いと、一人で全員に電話をかけるのは大変ですよね。そんな時は、家族で手分けして連絡するのがおすすめです。
| 連絡する人 | 連絡する相手 |
|---|---|
| 喪主になる人 | 葬儀社、故人のきょうだい |
| 配偶者や兄弟姉妹 | それぞれの配偶者側の親戚 |
| 子ども世代 | いとこ、自分の友人 |
『誰が誰に連絡したか分からなくなりそう』という時は、紙やスマートフォンのメモに名前を書き出して、連絡が済んだら印をつけておくと漏れを防げます。
身内の不幸という言葉そのものの意味は身内の不幸とは?意味と使い方で紹介しています。
3つの時間帯に分けて考える、身内の不幸の連絡リスト
連絡する相手を「すぐ(亡くなった直後)」「日程が決まってから」「葬儀のあと」の3つに振り分けると、今やるべき連絡だけに集中できます。直後の連絡は最小限にして、残りは日程が決まってからまとめて知らせます。
全葬連は、親族や親しい友人にはできるだけ早く、勤務先や仕事関係者には葬儀の日程や形式が決まってから連絡するのが一般的としています。これをもとに、時間帯ごとの連絡リストを作ってみました。
| 時間帯 | 連絡する相手 | 伝えること |
|---|---|---|
| すぐ(亡くなった直後) | 葬儀社 | 亡くなったこと、今いる場所、搬送のお願い |
| すぐ(亡くなった直後) | 近い親族 | 亡くなったこと、今いる場所 |
| すぐ(亡くなった直後) | 自分の勤め先の上司 | しばらく休むこと、日程は追って連絡すること |
| 日程が決まってから | 親戚・故人の友人 | 通夜・葬儀の日程と場所、形式 |
| 日程が決まってから | 故人の勤め先・仕事関係者 | 日程と形式、香典などを辞退するか |
| 日程が決まってから | 近所・自治会 | 日程(回覧板や掲示板で知らせる地域もある) |
| 葬儀のあと | 家族葬で知らせなかった知人 | 葬儀を終えたこと、生前のお礼 |
| 葬儀のあと | 年賀状をやり取りしていた人 | 喪中はがきで新年のあいさつを控えること |

すぐ(亡くなった直後)に連絡する人
亡くなった直後に連絡するのは、葬儀社と近い親族です。自分が会社員なら、直属の上司にも「休むこと」だけは先に伝えておきます。
上司への連絡は、日程が決まっていなくても大丈夫です。「祖母が亡くなりました。日程が決まり次第ご連絡します」と、まず休むことだけ伝えてみてください。
日程が決まってから連絡する人
通夜や葬儀の日程と場所が決まったら、親戚や故人の友人、仕事関係者にまとめて知らせます。日程が決まる前に知らせると、何度も連絡し直すことになるので、相手にとっても負担になりがちです。
家族葬にする時は、参列をお願いしない人に「家族だけで見送ります」と添えておきましょう。知らせないままにすると、あとで知った方が戸惑うこともあります。
葬儀のあとに連絡する人
家族葬で知らせなかった方には、葬儀を終えたあとに手紙やはがきで知らせる方法があります。年末が近ければ、喪中はがきで知らせることも多いですよね。
日本郵便のコラムによると、喪中はがきは本来、訃報を知らせるものではなく、新年のあいさつを控えることを伝える「欠礼状」です。11月下旬から12月上旬までに届くように送るのが望ましいとされています。
12月に亡くなった場合など、喪中はがきが間に合わない時は「寒中見舞い」で知らせる方法もあります。同じコラムでは、松の内が明ける1月8日(関西などの一部地域は1月16日)から、立春(2月4日頃)までに届くように送るとしています。
喪中を知らずに年賀状をくれた方にも、寒中見舞いで返事をすれば大丈夫です。慌てて年内に連絡し直さなくてもいいので、少し落ち着いてから準備してみてください。
- 葬儀社に連絡して、搬送と安置をお願いした
- 近い親族に電話で知らせた
- 勤め先の上司に休むことを伝えた
- 日程が決まったら、親戚・友人・仕事関係者に知らせた
- 葬儀のあと、知らせていなかった方への連絡を考えた
身内の不幸のお知らせに入れる項目
訃報で伝えるのは、故人の名前、亡くなった日時、葬儀の日程・場所・形式、喪主の名前と連絡先、香典や供花を辞退するかの5つが基本です。亡くなった理由は伝えなくてもかまいません。
身内の不幸のお知らせで何を書くか迷ったら、全葬連が挙げている項目をもとに考えると漏れがありません。表にまとめると次のようになります。
| 項目 | 例 | 補足 |
|---|---|---|
| 故人の名前と続柄 | 父 〇〇 〇〇 | 相手が故人を知らない時は続柄を添える |
| 亡くなった日時 | 〇月〇日 | 時刻までは書かなくてもよい |
| 通夜・葬儀の日程と場所 | 通夜 〇日〇時、葬儀 〇日〇時、〇〇会館 | 決まっていない時は「決まり次第」 |
| 葬儀の形式 | 家族葬で行います | 参列をお願いするかが伝わる |
| 喪主の名前と連絡先 | 喪主 〇〇(長男) | 問い合わせ先として書く |
| 香典・供花・弔電 | 誠に勝手ながら辞退いたします | 辞退する時だけ |
「喪主(もしゅ)」は、遺族の代表として葬儀を取り仕切る人です。全互協(全日本冠婚葬祭互助協会)によると、一般的には故人の配偶者、長男、長女、親、兄弟の順で、故人とのつながりが深い人が務めます。
亡くなった理由については、全葬連も詳しく伝えなくてよいとしています。聞かれても答えにくい時は、「急なことで」とだけ伝えれば大丈夫です。
日程が決まる前に知らせる時の短い文面
近い親族や親しい友人には、日程が決まる前に一度知らせることもありますよね。その時は、決まっていることだけを短く伝えます。
「今朝、母が亡くなりました。通夜と葬儀の日程は、決まり次第またお知らせします」
日程が決まったら、改めて日時と場所、形式を伝えます。2回目の連絡では、最初に「先ほどお知らせした件で」と書き出すと、相手にもすぐ伝わります。

日程だけ伝えて、香典や供花を受け取るかどうかを書き忘れることがあります。家族葬で辞退したい時は、最初の連絡で一言添えておくと、相手も迷わずにすみます。
電話・メール・LINEのどれで連絡する?手段別の例文
親族や親しい人には電話、複数の人や遠方の人にはメール、目上の方には手紙が基本です。SNSの投稿で知らせるのは、基本的にマナー違反とされています。
連絡の手段も、相手との関係で使い分けます。全葬連の案内をもとに、手段ごとの特徴をまとめました。
- 近い親族
- 故人と親しかった友人
- 勤め先の直属の上司
- 早朝や深夜
- 大勢に同じ内容を伝える時
- 相手が仕事中で長く話せない時
電話で連絡する時の例文
電話では、最初に名乗ってから用件を短く伝えます。長電話にならないよう、要点だけにするのがコツです。
「夜分に失礼します。〇〇の長男の〇〇です。父の〇〇が今朝亡くなりました。通夜と葬儀の日程は決まり次第、改めてご連絡します」
相手が出なかった時は、留守番電話に短く残すか、時間をおいてかけ直します。親族に伝えると、そこから他の親戚に知らせてくれることもありますよ。

メールで連絡する時の例文
メールは、複数の人や遠方の人にまとめて知らせる時に便利です。全葬連によると、件名は【訃報】から始めて故人の名前と続柄を書き、時候のあいさつは入れません。
件名:【訃報】父 〇〇 〇〇 逝去のお知らせ
本文:父 〇〇 〇〇が〇月〇日に永眠いたしました 生前のご厚誼に深く感謝申し上げます 通夜は〇月〇日〇時より 葬儀は〇月〇日〇時より 〇〇会館にて執り行います 喪主は長男 〇〇が務めます なお ご返信は不要です
例文で句読点を使っていないのは、弔事の文面では句読点を使わないのが一般的なマナーとされているからです。理由には諸説あるので、気になる方だけ合わせれば十分です。
手紙やはがきで知らせる時
目上の方や遠方の方、家族葬で葬儀に呼ばなかった方には、葬儀を終えたあとに手紙やはがきで知らせる方法もあります。全葬連も、手紙は目上の方や遠方の方への連絡に向いているとしています。
父 〇〇 〇〇が〇月〇日に永眠いたしました 葬儀は故人の希望により近親者のみにて執り行いました ご通知が遅れましたことをお詫び申し上げますとともに 生前に賜りましたご厚誼に心より御礼申し上げます
葬儀のあとに知らせる時は、知らせが遅れたことへのお詫びを一言添えると、受け取った方も気持ちよく受け止められます。
LINEやチャットで連絡する時
親しい友人や、ふだんからLINEで連絡を取っている相手なら、個別のメッセージで知らせてもかまいません。ただ、グループや公開の投稿で知らせるのは避けたほうが安心です。
全葬連も、SNSで知らせる場合は公開範囲を限定するか、個別のメッセージにするよう案内しています。友人への伝え方は友達に身内の不幸を伝える時で詳しく紹介しています。
相手別の言い回しをもっと知りたい方は、身内の不幸の言い方・伝え方|相手別の例文も参考にしてみてください。
葬儀社への最初の連絡で伝えること
葬儀社への最初の連絡では、故人の名前、今いる場所、連絡している人の名前と電話番号を伝えます。搬送と安置をお願いできれば、葬儀の内容は落ち着いてから決めれば大丈夫です。
実は、亡くなった直後にいちばん最初にかける電話が、葬儀社への連絡になることも多いんです。病院で亡くなった場合は、ご遺体を自宅や安置施設へ運ぶ手配が必要になるからです。
全互協によると、互助会や葬祭業者はほぼ24時間営業で、真夜中でも病院から自宅へご遺体を運んでくれるそうです。夜中だからと遠慮しなくて大丈夫ですよ。
- 故人の名前と、亡くなった場所(病院名や病室)を伝える
- 連絡している自分の名前と電話番号を伝える
- 搬送してほしい先(自宅か、安置施設か)を相談する
- 到着の目安の時間を聞いておく
- 葬儀の内容は、改めて打ち合わせる日時を決める
電話の前に手元に用意しておくもの
慌てていると、聞かれたことにすぐ答えられないこともありますよね。電話をかける前に、次のものを手元に置いておくと話がスムーズに進みます。
- 故人の名前と生年月日が分かるもの
- 亡くなった場所(病院名・病室など)のメモ
- 自分の名前と、つながりやすい電話番号
- 搬送先にしたい場所の住所
- 医師から受け取った死亡診断書(受け取っている場合)
全互協によると、死亡診断書と死亡届は2枚1組になっています。死亡届は役所に出す大事な書類なので、なくさないよう封筒などに入れて保管しておきましょう。
『まだ葬儀社を決めていないのに、電話していいの?』と迷う方もいますよね。搬送だけをお願いして、葬儀の内容や見積りはあとで比べて決めることもできます。
国民生活センターは、葬儀社との打ち合わせを親族など複数で行うことや、見積書を受け取って内容をよく確認することを呼びかけています。慌ただしい時ほど、一人で決めずに家族と一緒に話を聞いてみてください。
葬儀社の選び方は身内の不幸で慌てないための葬儀社の選び方で、亡くなった当日からの段取りは身内の不幸があったらやることで紹介しています。
いざという時に連絡や段取りで慌てないよう、夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社を一つ知っておくと安心です。
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身内の不幸の連絡についてよくある相談
Yahoo!知恵袋で多く読まれている相談を要約して、答えをまとめました。
今朝バイトを休む連絡をしたけど、詳しいことが分かったらまた連絡すべき?
身内の不幸でバイトを休むと連絡し、「葬儀の日程など詳しいことが分かったらまた連絡して」と言われた、という相談はよく読まれています。結論から言うと、日程が決まった時点で改めて連絡しておくのがおすすめです。
職場はシフトを組み直す必要があるので、いつから出勤できるかが分かるとありがたいはずです。例えばこんな言い方があります。
「先日はありがとうございました。通夜が〇日、葬儀が〇日に決まりましたので、〇日から出勤できます」
店長と同僚の両方に連絡したほうがいい?
身内の不幸で仕事を休む時、店長と同僚の両方に連絡したほうがいいか、という相談もあります。まずは、シフトや休みを決める立場の人に連絡するのが基本です。
同僚に直接頼む前に、店長や上司に伝えて判断を任せたほうが話がこじれません。同僚には、休みが決まってから「急にごめんね。迷惑をかけます」と一言伝えておけば十分です。
- 最初に連絡するのは、休みを決める立場の人
- 休む期間が未定なら「決まり次第連絡します」と伝える
- 日程が決まったら、出勤できる日を知らせる
- 同僚には休みが決まってから一言伝える
上司には連絡したけど、ほかに誰に伝えればいい?
今朝祖父が亡くなり、上司には連絡したが、ほかに職場の誰に伝えればいいのか、という相談もあります。会社によって決まりが違うので、全葬連も会社関係者への連絡は社内規定に従うよう案内しています。
一般的には、上司や人事担当者を通じて連絡するのが適切とされています。上司に「ほかに連絡が必要な方はいますか」と聞いておくと安心です。職場への伝え方は身内の不幸を会社・職場へ連絡する方法でも詳しく紹介しています。
取引先との打ち合わせを変えてもらう時、理由はそのまま言っていい?
身内に不幸があり、取引先との打ち合わせの日程を変えてほしい、理由はストレートに伝えていいのか、という相談もあります。結論から言うと、「身内に不幸があり」とそのまま伝えて問題ありません。
取引先には、続柄や詳しい事情まで話す必要はないんです。「身内に不幸があり、〇日の打ち合わせを〇日以降に変更していただけないでしょうか」と、用件を中心に伝えてみてください。
よくある質問
身内の不幸の連絡は、誰から先にすればいいですか?
葬儀社と近い親族が先です。そのあと、勤め先の上司に休むことを伝え、日程が決まってから親戚や友人、仕事関係者に知らせます。
職場への身内の不幸の連絡は、日程が決まってからでもいいですか?
休む必要がある時は、日程が決まる前でも「休むこと」だけ先に伝えておきましょう。日程や休む期間は、決まり次第改めて連絡すれば大丈夫です。
身内の不幸のお知らせに、亡くなった理由は書くべきですか?
書かなくてもかまいません。全葬連も、亡くなった理由は詳しく伝えなくてよいとしています。
家族葬にする時も、仕事関係者に知らせたほうがいいですか?
休む必要があるなら、勤め先には知らせておきます。参列をお願いしない時は「家族だけで見送ります」と添えて、香典などを辞退するかも一緒に伝えると親切です。
訃報をSNSに投稿してもいいですか?
SNSでの訃報の連絡は、基本的にマナー違反とされています。使う場合は公開範囲を限定するか、個別のメッセージで知らせましょう。
まとめ
- 身内の不幸の連絡は、親族、友人、勤務先、近所の順が基本
- 「すぐ」「日程が決まってから」「葬儀のあと」の3つの時間帯で相手を振り分ける
- お知らせには故人の名前、日時、日程と場所、喪主、香典を辞退するかを入れる
- 親族には電話、大勢や遠方にはメール、SNSの投稿は避ける
- 葬儀社への最初の連絡は、名前・場所・連絡先を伝えて搬送をお願いする





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