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友達の身内に不幸があったと聞いて、『なんて声をかけたらいいんだろう』とスマホを持ったまま手が止まっていませんか。言葉を選ぼうとするのは、それだけ相手を大事に思っているからですよね。
結論から言うと、友達の身内の不幸にかける言葉は、短くて大丈夫です。「大変だったね」「無理しないでね」に、返信はいらないと一言添えれば十分に気持ちは伝わります。
この記事では、親しい友人・同僚・上司・知り合いの関係別に、対面・LINE・メールでそのまま使える例文をまとめました。
「身内の不幸」という言葉そのものの意味や言い換えは、身内の不幸とは?意味と使い方で紹介しています。
友達の身内の不幸にかける言葉は、短いほど伝わる
長い文章や気のきいた励ましは、なくて大丈夫です。「知らせてくれてありがとう」「大変だったね」「無理しないでね」の3つがあれば、気持ちは十分に伝わります。
『短すぎると冷たく思われないかな』と心配になる方も多いはずです。
実は、全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)のマナー案内でも、お悔やみは取り込んでいる時なのでごく短い言葉ですませる、とされています。月並みな言葉でも、心をこめて言えば十分という考え方なんです。
相手は今、葬儀の準備や親族への連絡で手いっぱいのことが多いです。長いメッセージは、読むだけでも負担になってしまうことがあります。
まず押さえておきたい3つの言葉
どの関係の相手にも使いやすいのが、次の言葉です。友達ならくだけた言い方に、職場なら丁寧な言い方に変えるだけで使えます。
| 伝えたいこと | 友達・友人に | 職場の人に |
|---|---|---|
| 知らせてくれたお礼 | 知らせてくれてありがとう | お知らせいただきありがとうございます |
| 気づかい | 大変だったね | このたびはご愁傷さまです |
| 無理をさせない | 落ち着くまで無理しないでね | どうかご無理なさらないでください |
| 返信を求めない | 返信は気にしないでね | ご返信はお気づかいなく |
「ご愁傷さまです」「心よりお悔やみ申し上げます」は、宗教や宗派を問わず使える言葉です。全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)も、宗派が分からない時はこうした言葉を選ぶとよいとしています。
友達には、かしこまりすぎなくていい
親しい友達に「心よりお悔やみ申し上げます」とだけ送ると、少しよそよそしく感じることもあります。
普段の話し方に近い言葉で、「大変だったね。何かできることがあったら言ってね」くらいが自然です。かしこまった一文を足したい時は、最初に「このたびはご愁傷さまでした」と入れておけば十分ですよ。
相手との距離と手段で変える、かける言葉の例文
ここが大事なところです。同じ「身内の不幸」でも、親しい友人と上司では、かける言葉も送る手段も変わりますよね。
相手との距離を4つ、手段を3つに分けて、言い方の目安を表にしました。迷った時は、この表で自分の場面を探してみてください。
| 相手との距離 | 対面で | LINE・チャットで | メールで |
|---|---|---|---|
| 親しい友達・友人 | 大変だったね。無理しないでね | 知らせてくれてありがとう。落ち着くまで返信はいらないよ | 普段LINEの相手なら無理に使わなくていい |
| 同僚 | このたびはご愁傷さまです。仕事のことは気にしないでください | 業務チャットは事務連絡だけにして、お悔やみは個別に短く | ご愁傷さまです。こちらの仕事は引き受けますのでご安心ください |
| 上司 | このたびはご愁傷さまでございます | 社内チャットでの気軽なお悔やみは控える | 心よりお悔やみ申し上げます。ご返信には及びません |
| 知り合い・友達の家族 | このたびはご愁傷さまです | 普段やりとりしていなければ送らなくていい | 面識が少なければ、会った時に一言で十分 |

ポイントは、距離が遠くなるほど丁寧に、短くすることです。親しい友達ほど普段の言葉に近づけて大丈夫です。
友達・友人の身内の不幸にかける言葉
友達の身内の不幸を知るのは、LINEで「おじいちゃんが亡くなって、明日の約束に行けなくなった」のように連絡が来る形が多いですよね。
そんな時は、予定のことより先に気づかいの言葉を返してみてください。
「教えてくれてありがとう。大変だったね。約束のことは全然気にしないで、今は家族のことを優先してね。落ち着くまで返信はいらないよ」
「さっき聞いたよ。何も知らなくてごめんね。大変だったね。何か手伝えることがあったら言ってね。返信は気にしないでね」
友人の身内の不幸で、故人にも会ったことがある場合は、「おばあちゃんには高校の時よくしてもらったね」と思い出を一言添えると、気持ちが伝わりやすくなります。
同僚の身内の不幸にかける言葉
同僚の身内の不幸では、相手がいちばん気にしているのは、休んでいる間の仕事のことかもしれません。
お悔やみに加えて、「仕事のことは心配しなくて大丈夫」と伝えてあげると、相手の気持ちが少し軽くなります。
「このたびはご愁傷さまです。〇〇の件はこちらで進めておきますので、心配しないでください。落ち着くまでゆっくりしてくださいね。ご返信は不要です」
業務チャットのグループに、みんなでお悔やみを書き込むのは控えめにしておきましょう。返信しないと悪いと感じさせてしまうからです。
上司の身内の不幸にかける言葉
上司の身内の不幸では、くだけた言葉は避けて、丁寧で短い言葉を選びます。
『上司にお悔やみを送るなんて、かえって迷惑かな』と迷う方もいますよね。直接の上司なら、短いお悔やみは失礼にはなりません。
件名:お悔やみ申し上げます(〇〇部 〇〇)
〇〇部長
このたびはご愁傷さまでございます。心よりお悔やみ申し上げます。
部長がご不在の間の業務は、〇〇さんと分担して進めてまいります。
どうかご無理なさらないでください。
なお、ご返信には及びません。
上司に自分から連絡する時の伝え方は、上司へ身内の不幸を伝える時でも例文を紹介しています。立場が逆の場面ですが、言葉選びの参考になりますよ。
知り合いの身内の不幸にかける言葉
ママ友や近所の人、取引先など、知り合いの身内の不幸を人づてに聞くこともあります。
普段から個別にやりとりしていない相手なら、わざわざメッセージを送らなくても大丈夫です。次に会った時に「このたびはご愁傷さまでした」と一言伝えるくらいがちょうどいい距離です。
返信不要の伝え方と、返事が来たあとのやりとり
お悔やみのメッセージで一番大事なのは、相手に返信の負担をかけないことです。
全葬連の訃報連絡の案内でも、メールで知らせる時は「ご返信は不要です」と添えるとよいとされています。受け取る側も同じで、こちらから「返信はいらない」と伝えておくと相手は楽になるんです。
- 「返信はいらない」と一言入れたか
- 亡くなった理由や状況を聞いていないか
- 予定のことより先に気づかいの言葉を書いたか
- 長すぎて読むのが負担になっていないか
- 公開の投稿やコメント欄ではなく、個別に送っているか
返信不要を伝える言い方いろいろ
「返信不要」とだけ書くと、少し事務的に感じることもあります。相手との距離に合わせて言い方を変えてみてください。
| 相手 | 返信不要の伝え方 |
|---|---|
| 親しい友達 | 返信は気にしないでね/既読だけで大丈夫だよ |
| 友人・同僚 | お返事は落ち着いてからで大丈夫です |
| 上司・目上の人 | ご返信には及びません |
| 取引先 | ご返信はお気づかいなくお願いいたします |
相手から返事が来たら
相手から「ありがとう」と返事が来たら、そこでやりとりを終えて大丈夫です。
「こちらこそ、話してくれてありがとう。またね」くらいで締めると、相手もそれ以上返さなくてすみます。質問で終わる文にしないのがコツですよ。
身内の不幸にかける言葉で、避けたい言い方と言い換え
かける言葉には、慣習として避けたほうがいいとされる言葉があります。知らずに使っても大きな問題になることは少ないですが、知っておくと安心ですよね。
全互協の案内では、不幸を連想させる言葉や、不幸が重なると考えられる重ね言葉は、お悔やみには用いないとされています。
| 避けたい言葉 | 理由 | 言い換えの例 |
|---|---|---|
| 重ね重ね、たびたび、返す返す、ますます | 不幸が重なることを連想させるとされる | 心から、何度も、本当に |
| 再び、追って | 繰り返しを連想させるとされる | 改めて、のちほど |
| 苦しむ、迷う、浮かばれない | 不幸を連想させる言葉とされる | 使わずに「大変だったね」とまとめる |
| 頑張って、元気出して | 相手のプレッシャーになりかねない | 無理しないでね、ゆっくり休んでね |
| まだお若いのに、仕方ないよ | 死を軽く扱うように聞こえてしまう | 突然のことで驚きました |
全葬連の案内では「再び」は「改めて」、「度々」は「何度も」に言い換える例が紹介されています。

励ましたい気持ちから「元気出してね」「早く立ち直ってね」と送ってしまうことがあります。相手のペースを急かすように聞こえることがあるので、「無理しないでね」「ゆっくりでいいよ」のほうが安心してもらえます。
理由や状況は聞かない
『どうして亡くなったんだろう』と気になっても、こちらから聞くのはやめておきましょう。
全互協も、亡くなったいきさつを聞くのは遺族の悲しみを深めることになるので避ける、としています。相手が自分から話してくれた時だけ、静かに聞いてあげれば十分です。
宗教によって避けたい言葉
相手の家の宗教が分かっている場合は、それに合わない言葉を避けると、より丁寧です。
- ご愁傷さまです
- 心よりお悔やみ申し上げます
- 突然のことで驚きました
- 冥福、成仏、供養(神式では仏教の言葉として使わないとされる)
- 天国で安らかに(キリスト教の言葉とされる)
- 南無阿弥陀仏(仏教の言葉とされる)
キリスト教の場合は、「安らかな眠りをお祈りいたします」という言葉を添えるとよい、と全互協は紹介しています。宗教が分からない時は、左側の言葉を選んでおけば安心ですよ。
「どんまい」と言ってしまった時は
親しい友達同士だと、とっさに「どんまい」「ドンマイ」と返してしまうこともあるかもしれません。悪気がなくても、受け取った側は少し引っかかることがあります。
気づいたら、「さっきは軽い言い方をしてごめんね。大変だったね」と送り直せば大丈夫です。言い直してくれたこと自体が、相手には気づかいとして伝わります。
会った時・職場に戻ってきた時の声のかけ方
葬儀が終わって相手が職場や学校に戻ってきた時、なんて声をかけようか迷いますよね。
全葬連の案内では、遺族が忙しい時はすぐの連絡を避けて、数日置いてから声をかけるとよいとされています。戻ってきたタイミングで、短く一言かけるのがちょうどいいんです。
- 朝のあいさつのついでに「大変でしたね」と短く伝える
- 休み中の仕事の状況を、聞かれたら簡単に共有する
- 故人の話は、相手から出た時だけ聞く
- 数日たっても元気がなければ「何かあったら言ってくださいね」と声をかける
みんなの前で大きな声でお悔やみを言うより、二人になったタイミングで一言のほうが、相手も受け取りやすいです。
対面での会話の例
職場で顔を合わせた時は、こんなやりとりになることが多いです。
「おはようございます。このたびは大変でしたね」
「ありがとうございます。休みの間、いろいろ助かりました」
「いえいえ。急ぎの件はなかったので、ゆっくり戻ってきてください」
このくらいで会話を終えて大丈夫です。相手が話したそうなら、そのまま聞いてあげてください。
香典や供花は、職場のルールと相手の意向に合わせる
同僚の身内の不幸では、香典を出すかどうかで迷うこともありますよね。
職場によっては、慶弔の決まりや、部署でまとめて出す慣習があります。まずは上司や総務に確かめてみてください。
相手が「家族葬なので香典は辞退します」と伝えている時は、その気持ちに合わせるのが一番です。
「ご辞退と伺いましたので、お気持ちだけお伝えさせてください。このたびはご愁傷さまでした」と言葉だけ伝えれば、十分に気持ちは届きます。
力になりたい時、自分の家族のことも少しだけ
親しい友達から「葬儀社をどこにしたらいいか分からない」と相談されることもあります。
そんな時に「夜中や休日でも電話で相談できる葬儀社があるよ」と伝えられると、相手は慌てずにすみます。自分の家族の時のためにも、相談先を一つ知っておくと安心です。
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しばらくたってから声をかけたい時
葬儀が終わって何週間かたつと、周りは普段どおりに戻っていきます。でも、本人はまだ気持ちが追いついていないこともありますよね。
そんな時期に、親しい友達から短い連絡が来ると、ほっとする人は多いです。
「最近どうしてる?落ち着いたらごはんでも行こうね。返信はいつでも大丈夫だよ」
故人のことには触れず、いつもの誘いと同じ温度で送るのがコツです。相手が話したくなった時に話せる場所を作っておく、くらいの気持ちで十分ですよ。
| 時期 | 声のかけ方の目安 |
|---|---|
| 亡くなってすぐ | お悔やみを短く、返信不要を添える |
| 葬儀が終わった直後 | 数日置いてから、会った時に一言 |
| 数週間たってから | 普段どおりの誘いで、話せる場を作る |
| 年末年始が近い時 | 新年のあいさつは控えめにする |
年末年始が近い時期は、相手が喪中になることもあります。「あけましておめでとう」は使わず、「今年もよろしくね」くらいにしておくと安心です。
喪中の正月の過ごし方は身内の不幸があった年の正月・年越しでも紹介しています。
友達・同僚の身内の不幸で、よくある相談
ここでは、友達や同僚の身内の不幸についてよく寄せられる相談を、要約して紹介します。
友人の身内に不幸があり、近いうちの遊びの約束をどうしたらいいか
何人かで遊ぶ予定があったのに、そのうちの一人の身内に不幸があった、という相談はとても多いです。
結論から言うと、本人がどうしたいかを先に聞くのが一番です。「予定は気にしないで。落ち着いたらまた行こう」と伝えて、行くかどうかは本人に任せましょう。
「予定はいつでも合わせるから、今は家族のことを優先してね」と返しておけば、本人が来られる時に気兼ねなく戻ってこられます。日にちを変えるか、ほかのメンバーだけで行くかは、本人の気持ちを聞いてから決めて大丈夫です。
同僚の家族が亡くなった時、お悔やみはどこまでするものか
同じ職場の人の、義理の親などが亡くなった時にどこまでするべきか、という相談もよく見かけます。
関係が近い同僚なら、お悔やみの言葉を短く伝えるところまでで十分です。香典や供花は、職場の慣習があればそれに合わせ、なければ上司に相談するのが安心です。
家族葬で香典を辞退された時、何もしなくていいのか
『何もしないのは冷たいかな』と気になる方もいますよね。
辞退の連絡があった時は、その意向に合わせるのが相手への思いやりです。言葉でお悔やみを伝えて、職場に戻ってきた時に仕事を手伝うことで気持ちを示せます。
よくある質問
友達の身内の不幸を知ったら、LINEで送ってもいいですか?
普段からLINEでやりとりしている親しい友達なら、個別のトークで短く送って大丈夫です。全葬連はSNSでのメッセージは避けるとしているので、タイムラインへの投稿や公開のコメントは控えましょう。上司や目上の人には、メールか直接伝えるほうが安心です。
友達の身内の不幸を人づてに聞いた時は、連絡したほうがいいですか?
本人が広く知らせていないなら、あえて連絡せず、次に会った時に一言かけるのも思いやりです。親しい友達で気になる時は、「聞いたよ。返信はいらないからね」と短く送る程度にしておきましょう。
上司の身内の不幸に、部下からお悔やみを送るのは失礼ですか?
失礼にはなりません。「心よりお悔やみ申し上げます。ご返信には及びません」と丁寧に短く伝えれば十分です。職場でまとめて対応する慣習がある場合は、それに合わせてください。
お悔やみに「ご冥福をお祈りします」と送ってもいいですか?
仏式なら使われる言葉ですが、神式では仏教の言葉として使わないとされています。宗教が分からない時は「心よりお悔やみ申し上げます」を選ぶと安心です。
まとめ
- 友達の身内の不幸にかける言葉は、短く「大変だったね」「無理しないでね」で十分
- 親しい友人・同僚・上司・知り合いで、丁寧さと手段を変える
- 「返信はいらない」と一言添えて、相手の負担を減らす
- 重ね言葉や「頑張って」は避け、亡くなった理由は聞かない
- 香典や供花は職場のルールと相手の意向に合わせる
身内の不幸を伝える側の言い方は身内の不幸の言い方・伝え方、喪中に控えたいことは身内の不幸の時にやってはいけないことにまとめています。





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